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絵を描くのもお芝居を見るのも好きな私が見つけた仕事

子供の頃から絵を描くのが好きだったので、学生時代は絵を描く勉強をしていました。そしてミュージカルやお芝居を見る事も好きだったので、その両方に携われる仕事として舞台美術に興味を持ちました。大学2年生の時に舞台美術をやっている方の本を読み、どのような仕事なのかを調べていくうちに「やってみたい!」と思うようになりました。就職活動時につむら工芸では新卒採用を行っていなかったのですが、アルバイトとして摂津工場に入り、経験を積みながら、契約社員、正社員とステップアップしていきました。

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先輩の背中を見ながら勉強中です

摂津工場での仕事は、背景、木工、造型の3チームに分かれています。私は背景チームで、ミュージカル、オペラ、お芝居、アトラクション等の背景を塗ったり、経年(エイジング)効果を出すために汚したり、表具したりしています。

仕事のスタートは、まずデザイナーさんから図面がきますので、そこからどのように作業の工程を組むかを考えます。そして、完成を頭の中で想像します。その完成のイメージに従って、どの色を塗るかを選びます。普通、色は数種類を混ぜて、ぴったりの色を作り出す「調色」を行います。「黒」でもメーカーによって微妙に具合が違いますし、混ぜ合わせた後の発色や乾いた後の光沢が違ってくるので、とても難しい作業です。調色や工程を組む作業は、頭では「こうしたい」と思っていても想像通りにできないこともあります。私が考えた工程が10だとしたら、やはり先輩方は5工程くらいで仕上げられるので、その技術とアイデアの多さを傍で見て、まだまだ勉強中です。

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一つの舞台を作り上げる時に、私が関わるのは舞台美術ですが、どんなお芝居なのか、どんなストーリーなのかは必ず読むようにして、どんなシーンで使われるかを理解しながら作るように心がけています。仕事以外でもお芝居は良く見にいきます。そうすると、とても刺激を受けますね。どうしてもセットを見ていると、裏はどうなっているのだろう?とか、表具が気になったりしてしまいます。

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自分の作ったものを客席から見る、その瞬間が最高です

工場で製作して、舞台上に設置し、最後に客席から出来上がったセットを見るその時が一番やりがいを感じますね。また、デザイナーから「想像以上の出来だ!」と褒められると本当に嬉しいです。「あぁ、いい仕事ができたな」と思います。もちろん仕事ですから、厳しいこともありますし辛い時もあります。でも、やはりどこかで「好きな事を仕事にしている」という気持ちがとても大きいので、厳しくても楽しいです。まだまだ学んでいる最中ですが、いつか物件の担当を一人で任せられるようになるのが目標です!

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